機関紙「日赤労働者」
みんなで決めて みんなで行動する
全ての職員に賃上げを勤務評定廃止、労働条件改善と組織の前進をめざそう
全日赤は、7月5日から7日にかけ、熱海市「ハートピア熱海」にて、第78回定期全国大会を開催し、代議員・オブザーバー・役員など延べ36単組103名が参加しました。来賓として日本医労連の書記次長から挨拶をいただきました。第1号議案および第2号議案を満場一致で可決決定。2024年度統一要求に対するストライキ権は満票で確立、3号議案は賛成多数で可決し、役員選挙も全員が信任されました。各種専門委員会委員と大会宣言を採択し閉会しました。
第78回定期全国大会は、中央副執行委員長の開会挨拶の後、3名の議長を選出しました。大会では大会役員を選出し、主催者挨拶を中央執行委員長がおこないました。
大会は、書記長が第1号議案で、この1年間の運動を報告し、2024度の運動方針と秋年末闘争方針及び2024年度全日赤統一要求の提案をしました。中央副委員長が第2号議案で決算報告と2024年度財政方針を提案、会計監査から監査報告を受けました。また、ストライキ権の範囲と第3号議案(規約上の重要案件)の提案を書記長がしました。
大会は、2日間を通じてのべ139名の発言で活発な討論がおこなわれ、粘り強いたたかいの報告やハラスメントを含む職場の実態報告がありました。ハラスメント対応や、職員の声の収集方法(アンケートやシール投票、署名活動など)や、青年層へのアプローチ、組合の意思決定の仕方などの意見交換ができ、「みんなで決めて、みんなで行動する」組合活動の原点を再認識することができました。
また、勤務評定による評価の矛盾や不満などが多くだされ、勤務評定を廃止させ、本社が提案している勤務評定結果の一時金反映を阻止しなければならないと決意を固め、勤務評定の実態や本社提案内容などを大いに宣伝し、「勤務評定はいらない」の職場世論を広げ、「勤務評定廃止署名」をさらに積み上げることを意思統一しました。
大会は、中央副執行委員長が、各種委員会の設置と委員の提案をし、拍手で承認されました。統一要求に対するスト権は満票で確立し、3号議案の賛否は賛成多数で可決しました。また、本部役員選挙で候補者全員が信任されました。また、大会宣言案を秋田単組の代議員が読み上げ提案し拍手で承認されました。最後に、閉会挨拶を中央副執行委員長がおこない、中央執行委員長の「団結がんばろう三唱」で閉会し、散会しました。