機関紙「日赤労働者」

ネットワーク

 夏季一時金交渉が各地でおこなわれるこの時期、単組の団交支援に入り、それぞれの施設の交渉に直接関わることも少なくありません。そんな中、単組交渉で、使用者の驚くべき態度に遭遇することがあります▼事務長が「私に決定する権限が無い」と言い、回答を拒否したり、規定では施設長が決定すれば実現できる権利を「規定に具体事例が無い」とそもそも検討さえしなかったり▼使用者は労働者(労働組合)に対し、少なくない頻度で嘘をつき、話を逸らし、責任転嫁し、問題を矮小化し、自らも被害者のように振る舞います。職員の中には「使用者は法令遵守し、嘘や騙しなんかしないはずだ」と頑なに信じている(信じたい)思いを持たれている方もいます。そんな職員が現場で懸命に働いていることは想像に難くないのですが、その誠実さに使用者がつけ込む姿を嫌という程みてきました▼労働組合は、使用者が権利侵害や改悪提案をおこなった際に反論・追及できるよう1人でも多くの仲間と団結し、その一人ひとりが正確な知識と交渉に必要な語彙力を身につけることが大事です▼新聞や組合ニュース、機関会議への出席等、知識・交渉力を高める機会は組合で保障しています。ぜひ、時間を見つけて講読、ご参加ください。(Ym)

TOP