機関紙「日赤労働者」
視座
署名の効果とは
「署名しても変わらない」「また署名?」「署名したら個人情報が漏れるのでは」…身の回りの生活や国の制度などの改善を目指し、問題提起をおこなう署名活動ですが、なかなか集まらない現実もあります。そもそも署名にはどんな効果があるのでしょうか。
全日赤では「賃金を上げて」「人手を増やして」「勤務評定はやめて」などの思いを要求に変えて、施設や日赤本社との団体交渉で改善を求めています。しかし、交渉の場では「全日赤は主張するが、施設(職場)からは聞こえてこない」と言われる場面もあります。そこで、本社(施設)の姿勢を変えるため、全日赤の主張に賛同している職員・家族の署名を集め、本社に提出しています。署名が全単組で取り組まれ、多く集まれば、本社の回答を変える力となります。また、集まった署名は、要望を伝えたい相手(国や本社)に提出しますが、署名により収集した個人氏名や住所はデータ化しないので個人データには該当しません。また、署名活動(組合活動)したことで不利益な扱いはされません。
職場をよりよいものにすることができることから、署名(賛同)は、大きな力を持っているのです。