機関紙「日赤労働者」
年休は労働者の権利
4月からの賃上げ当たり前
2・5本社要請行動
全日赤は、2月5日、本社前集会および本社要請行動をおこない、7単組本部役員含め15名が参加し、日本医労連、全国組合協議会の仲間8名が激励にかけつけました。参加者から賃上げ・賃金改善、勤務評定反対、労働条件などを訴えました。
参加者の発言要旨(抜粋)
早期に賃上げ・賃金改善を
「賃上げ情勢のなか日赤も賃上げをおこなうべき。4月からの実施は当たり前」「病院薬剤師の役割は大きく離職しないよう手当の改善必要」「コロナ手当を師長が減らして申請していた。いまだに是正されていない」「スキルと経験を持っているのにP2に格付けされ、モチベーションが下がっている」「物価高で生活困窮している。田舎は車通勤しかない。通勤手当の改善を」「一時金の基本額を上げてほしい」
勤務評定で職場内不和
「勤務評定を何のためにおこなうのか理解できない」「P3スタッフがいるのにP2スタッフが夜勤リーダーをしている。勤務評定が入ったからこそ職場内の不和が出ている」「格付け間違いが発覚。金額が同じだから問題ないというが、評価によって昇格できる機会が奪われたのでは?」「師長のハラスメントに対しハラスメント委員会も機能していない。すでに10人以上が退職している。そんな師長が評価している」
年休は誰のモノ?
「アンケートで自分の保有する年休の数がわからないとの回答が一番多かった」「退職時に年休を取りたいと相談多い。年休は本人が希望すれば取れるのか確認したい」「年休を希望する習慣がなく休み希望のみ。希望すれば週休となるが、長期休暇も全て週休なので前後の勤務がきつくなる」「4月より同性パートナーシップ制度が始まるが、研修などLGBTQへの理解や細かい就業の整備が必要。制度を充実したものにしてほしい」
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本社の態度
本社は「能登半島地震で救護活動や被災地対応している職員のみなさんの活動に感謝している。今回の声が統一要求書としてこれから提出されるとのことなので検討し、団交や事務折衝の場で誠意をもって対応する。年休については労働者に権利がある」とコメントしました。