機関紙「日赤労働者」
本社は「私たちの声」を聞いて
物価高騰に賃上げを
勤務評定で職場内が分断
全日赤は、10月10日(火)、本社要請行動をおこない、14単組本部役員・全国組合の仲間も含め27名が参加しました。参加者から、職場の過酷な実態や、賃上げ・賃金改善、勤務評定反対、増員など労働条件改善などを訴えました。以下は参加者の発言要旨です。
生活苦しい 早期賃上げを
「物価高騰で生活が苦しい」「40~50代の職員は現給保障あるが実質賃上げもない。切り詰めて生活している」「4月遡及は当たり前」「Rプラン導入で退職者も増えている。人材確保のためにも賃上げ必要」「診療報酬の大幅引き上げを一緒に求めてほしい」
現場は大混乱 勤評はダメ
「勤務評定のための期初面談をしていない」「部署目標もないのに個人目標をだせと言われた」「上司も『どうしたらいいのかわからない』という」「面談は時間内にできない」「評価者によって評価が異なる」「個人の目標を達成するために、言い方がきつくなりパワハラに繋がる。結果、全体のモチベーションが下がる」「勤務評定を日赤からなくして」「職場では分断がおこっている。一時金に反映させればもっと混乱する」
職場は問題だらけ
「ある職場の師長のパワハラがひどい。パワハラ委員会に訴えても変わらず、看護部長もお手上げ状態」「日赤ブランドだけでは人は集まらない」「早期に同性パートナーシップ制度の確立を」「夜勤にともなう明けは勤務免除にしてほしい」「労務管理や就業規則を習知していない管理者がいる。きちんと教育してほしい」
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要請を受け、本社は「現場の声をしっかり受け止めながら、今後も団体交渉や事務折衝で誠意を持って対応していきたい」とコメントしました。