機関紙「日赤労働者」

核兵器廃絶に向けて
原爆の悲惨さ恐ろしさ痛感
原水禁世界大会

 8月7日から原水爆禁止2023年世界大会・長崎大会が開催され、2日間でWeb参加も含め延べ8100名が参加し、全日赤も代表団を派遣しました。
 大会は、被爆者とともに、「核兵器のない平和で公平な世界を」をテーマに、世界15ヵ国、41海外代表を招いて開催。本来8月9日までの3日間の開催スケジュールが、台風6号の影響により2日間に短縮されました。
 開会総会では、国家元首、自治体首長のメッセージの紹介に続いて、冨田宏治国際会議宣言起草委員長による主催者報告の後、鈴木史朗長崎市長が挨拶されました。被爆者の代表として田中重光さんが原爆投下8月9日の状況を細かく語られ、原爆の悲惨さ恐ろしさを改めて痛感しました。最後に平和行進全国通し行進者と国際青年リレー行進者からの報告もありました。
 2日目のフォーラム「核兵器のない世界を」では、海外参加者からの発言があり、現在ロシアのウクライナ侵略がつづくなかで、平和を願う気持ちには国境はないことが確認されました。また、午後のナガサキデー集会では、核兵器廃絶に向けて「ただちに行動に立ち上がろう」と訴える『長崎からのよびかけ』を採択し閉会しました。

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