機関紙「日赤労働者」
総括答弁・まとめ
質問を含め、延べ45名から発言があった。すべて議案を補強する立場の発言だった。質問や要望に関して答弁する。
意見や要望について
(1)資格手当について各単組の支払い状況を知りたいとの要望が出された。
本部として調査をする。
(2)透析作業手当に関する本社との勉強会の進捗を含めた、たたかい方を示してもらいたいとの要望があった。
大会後に組合員が参加出来る日程を本社と調整する。「透析作業に対して特殊勤務手当の支払いを求める」職員署名を開始する。一度やった署名でダメだったから次をしないではなく、透析の特殊性を広く理解してもらい署名を集めたい。
(3)役職以外でG・P3に格付けられている単組はあるかとの質問があった。
本部が聞き取り把握するが、G・P3の格付けの基準示すよう追及してもらいたい。その基準がなければ上司の恣意的判断となる。後付けでも基準が示されることで、今後、基準を満たせば昇格する条件になる。
(4)介護福祉士の資格を有している看護助手は一般職(一)表にするように要求してもらいたいとの要望がだされた。
看護助手は無資格の技術職として一般職(二)表を使用している。介護福祉士の資格を有する看護補助者の格付けを一般職(一)表にすべきか、統一要求にある有資格の看護補助者として8号俸上位に格付けとすべきか検討が必要。要求化に向けて討議する。
(5)P3グレードの最高号俸は、福祉職より一般職(二)表が高いとの意見があった。
制度上はすべての職員が能力を満たせばP3になれるとなっているが、今の格付けでは係長にならないと難しく、多くの職員はP2とまりとなる可能性が多いことが予想される。P2の最高号俸では、福祉職のほうが高くなっているが、全日赤の要求は双方ともP4まで昇格するよう求めている。まずは、一般職(二)表のP4を作ることから要求している。
(6)一般職(二)表を廃止すべきとの要望がだされた。
調理師を医療職(二)表とする統一要求も出しているが、一般職(二)表を廃止すべきかどうかも含め要求化に向けて討議する。
(7)適切な労働時間管理のたたかい方について助言がほしいとの要望がだされた。
更衣を含めて労働時間と認めさせたことは、労基法に基づく当然の取り扱い。問題は、団交での回答を周知するなと言ったこと。交渉だけでなく組合員を含め職員の賛同を得るための宣伝強化が必要で、ひきつづき相談に応じる。
(8)一時金の基本額の引き上げを追及してもらいたいとの要望がだされた。
最低基準の引き上げについては、全単組の問題として取り組めるように運動の仕組みを作っていきたい。
(9)助手の派遣に関して本部本社間で追及してもらいたいとの要望がだされた。
派遣は人さえ提供すれば契約を満たすわけで、どんな人を派遣しようが、入れ替わろうが、それは契約通り。現場の意見が、反映されていない。たたかい方を整理する。
(10)夜勤明けの勤務免除を追及してもらいたいとの要望がだされた。
夜勤改善も今後交渉していきたい。明けを説明できるようにしておかないといけない。明けは勤務免除だと追及しインパクトのあるフレーズで宣伝も考え取り組みを進めたい。
(11)診療報酬でのインターバルについて教えてほしいとの要望がだされた。
後日、ニュースで報せる。
(12)医労連共済に個人が請求できるアプリ開発の要望がだされた。
共済運営委員会に反映する。
勤務評定について
多くの施設はやりたくない。勤務評定は手間だけかかる制度だと認めさせて、本社上申も勝ち取っていきたい。P3の割合を示せと言ってもそれは専権事項だと言わない、まさにそれが、勤務評定。ブラックボックスに入れて、「言うことを聞け」というのが今の制度。だから反対してるんだという宣伝をしていく。
組織拡大強化について
本部に対する要望、本社本部間でやってほしいということは、すべて受け止めて、要求実現のために本部が先頭になって、たたかう覚悟だが、いくら交渉力があっても、それに勝るのは、組織は数の力。4ヵ年計画において、各単組が目標設定できなかったのは本部の責任だと思う。今回、4ヵ年計画を立てるのではなくて、毎年毎年の拡大を提起している。本部、地方協、単組、一丸となって増勢に転じるよう、がんばっていきたい。
統一行動について
統一闘争の重要性が語られた。スト権投票をしたら、事務長が「届出はしないで」と要求が通った実例がある。単組要求に対するスト権を確立する、ストライキは、今、できていないことを、一歩でも、統一闘争に向けて、結集を図っていただきたい。全面ストライキが無理だったら指名ストを考える、指名ストが無理だったら集会等を考える、それも無理だったら、署名、ビラを配るとか、一歩でも統一闘争に結集することを呼びかける。