機関紙「日赤労働者」
看護師看護助手集会
人権と尊厳を
働き方で意見交換
6月11日~12日に全日赤看護師看護助手集会を、東京・全日赤会議室とオンライン併用で開催し、8単組12名が参加しました。
働くこと 看護と尊厳
初日の学習会は、岡山学習協の長久啓太氏より「働くこと 看護と尊厳」と題し講演をいただきました。
講師からは「コロナ禍ではケア労働者の人間性が奪われた。労働者の立場が弱いからこそ、先輩たちが築いてきたモノがあり、労働運動の歴史は学ばないと見えない。変化を作り出すため、看護の現場で起きていることを想定して、例えば「病院があっての労働者だ」「みんな残業つけてない」「嫌なら辞めればいい」などの『呪いの言葉』に対し言い返す練習をする」との話が印象に残りました。また、常に問い返すことが必要で、「問わなくなる」と、「諦め・考えない」につながり、「おかしいと思えなくなり慣れてしまう」ことが起きる。「残業ができない」「年休をとる」ことを申し訳ないと思う気持ちは、他者の権利行使を妬む気持ちとなるとの説明になるほどと思いました。
また、イタリア語で最初に覚える言葉の一つは、ストライキで日常的なものであるとのこと。また、ケアの実践こそが労働組合そのものにつながる、労働者が当事者になること、人権・尊厳をまもるために声をあげることに確信が持てました。
全体討論では、看護助手の働き方、特に夜勤加算のつく夜間業務について意見交換をしました。
足つぼマッサージを実践
二日目は、足裏の反射区を確認しながらセルフマッサージをしました。歩くことでも足裏は刺激されますが、歩く機会の少ない患者さんに足浴や清潔ケアで簡単にできるマッサージを参加者で実践してみました。マッサージで血流もよくなり効果を実感できました。