機関紙「日赤労働者」
給食直営をアピール
行事食のアンケートを検討
給食学習交流集会
2022年11月21日、全日赤第25回給食部門学習交流集会が、医労連の給食交流集会(11月20~21日)に続いてWeb併用で開催され、4単組6名(本部含む)が参加しました。
集会では、全日赤の賃金交渉経過や今後の取り組みが説明されました。続いて医労連第32会病院給食部門全国交流集会の報告がされ、「人員確保のためにも病院給食の魅力を語ろう」との意見が出されたと報告されました。
その後、各単組の状況や取り組みの交流をしました。コロナ禍で、患者だけでなく職員の罹患や職員が濃厚接触者となり残されたスタッフで運営しなければならないこと、コロナ患者に特別な食器(使い捨て)を使用し、職員も感染しないよう対策を徹底し、消毒を強化していることが報告されました。また、賃金の低さから退職者の補充もままならず、人手不足の状態が続いていること。委託業者がコスト優先で冷凍食品やカット野菜を使い、給食の質が落ちていることも報告されました。
また、一方で、お楽しみ献立や行事食が好評で、選択食の加算は無くなったが楽しみにしている患者も多く継続していること、食事は入院中の患者さんにとって唯一の楽しみな時間であることに確信を持ち、直営が大事だとアピールしていこうと呼びかけられました。また、今後、病院給食への関心を高めるために、行事食のアンケート(各施設の行事食の内容を集めるなど)の取り組みを検討し、再度、交流の場を持つことが提起されました。