機関紙「日赤労働者」
原水禁世界大会
3年ぶりに現地開催
原水爆禁止日本協議会(日本原水協)などでつくる実行委員会は、被爆77年となる2022年の原水爆禁止世界大会を3年ぶり現地で開催しました(Web併用)。開会総会では、ゲストスピーカーとして核兵器禁止条約第1回締約国会議議長のオーストリア大使が「6月におこなわれた会議が成功したこと」を報告。今年も国際赤十字委員会からのメッセージも紹介されました。
その後、5日の午前中まで国際会議があり、被爆の実相、平和の国際ルールとしてウクライナの平和活動家、ロシアの平和活動家(現在はフィンランドで活動中)の他、ICANなど世界の平和活動家が現状や活動を報告しました。ウクライナでは多くの人が失業し将来に展望を持てない暮らしを強いられ、成人男性は徴兵のため出国が禁止されていることや原発がロシア軍に制圧され、ウクライナの技術者が原発を稼働していること。ロシアでは、政府が反戦運動を厳罰化し、市民権も剥奪されているが、水面下で「特別軍事作戦」の中止を求める声があがっていることなど、オンラインを通じて報告されました。核兵器廃絶だけでなく、戦争になれば原発も危険なものになることを改めて認識しました。