機関紙「日赤労働者」

総括答弁・まとめ

 質問を含め、延べ54名から発言があった。すべて議案を補強する立場の発言だった。質問や要望に関して答弁する。

意見や要望について

 (1)コロナ補助金に関する対策会議開催の要望が出された。
 大会中に他の単組の状況についての発言もあった。本部としてアンケート調査での対応も含め検討する。
 (2)「看護・看護助手集会」の開催をとの要望があった。前向きに検討する。
 (3)「透析作業手当」と「拘束手当」に関する本社追及について聞きたいとの質問と「通勤手当」の引き上げの要望がだされた。
 本部本社間団交の議題として毎回、取り上げ追及しているが、本社の回答は変わらない状況。今後のたたかい方として統一要求でも明記しているとおり「透析作業の特殊性」を明確にし、施設内世論を構築するため宣伝を強化する。当該職員から「特殊性の内容」の聞き取りをおこない、組合員をふくめ全職員が「透析での特殊勤務手当は必要である」との声を盛り上げる。そして要求実現のためにストライキも辞さない構えで追及し、全日赤をあげて要求実現を迫る。
 (4)勤務間インターバルの要求に関する本社追及の必要性について発言があった。中央執行委員会として本社追及を強める。

一時金の一律について

 一時金の一律支給に対する「本社統制」があるような施設対応の報告があった。
 「一律は本社報告が必要」、「一律は出せないと決まっている」、「本社は給与要綱第35に従って」、単組での追及により、施設が本社に問い合わせた内容が施設から文書で回答された。これによると「本社は、一律支給は給与要綱に反しないと回答したことはない」と表明しているが、団体交渉で全日から確認を求められたことについては否定していない。これに対して本社は「給与要綱第35に従う」と主張したと言っている。また施設からの「一律を支給できるか」の質問に対しては答えていない。
 本部として、引き続き本社追及を強めるとともに提起している「労働委員会」活用方針で一律支給が給与要綱に反しないことを明確にしていく。
 発言で「一律支給がだめなら月数を引き上げる方針にしては」とあったが、本部としては一律追及にこだわる。なぜなら一律支給は格差是正のためである。

秋年末闘争について

 秋年末闘争での具体的な追及について質問があった。統一要求の切り替え要求を実現させるため施設からの上申を迫るもの。少なくとも一定の基準を本社が示すよう上申させる。終盤は単組施設でルール作りを追及する。

不当労働行為について

 不当労働行為について、会議室を借りる場合は他の会議予定もあるので申請は必要だが、ストライキ集会で旗を掲げることまでの申請は必要ない。支配介入の不当労働行為であり、すぐに抗議することが必要。

「虹の苑」 の譲渡について

 「虹の苑」事業譲渡の話は、本社のホームページに掲載されている事業計画に示されていることを確認していた。組合員がいることを本部としても把握すべきであったと反省する。今後は当該単組と連絡を密にし、組合員の雇用確保や譲渡先での労働条件確保など施設と交渉していくため本部としても最大限の支援をおこなう。

組織拡大強化について

 単組より「若者に向けた言葉遣いをすべき」との発言があった。組合加入を呼び掛けるための入り口は大切にしないといけないが、言葉にはこだわる必要があると考える。「賃金」と「給与」の違いのように「要求を勝ち取った」と「要求を聞いていただいた」では、意味が違ってくる。
 組織強化の課題にもしっかり取り組んでいく。

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