機関紙「日赤労働者」

3/1本社看護部労使協議会
全日赤は「夜勤協定の締結を」と追及

 3月1日、全日赤看護対策委員会と本社看護部と労使協議会(5名参加)をおこないました。

増員で夜勤改善を

 本社は「コロナの影響もあり、前年度と比べ実働病床および看護職員も減少している」と回答しました。
 夜勤時間について「月の平均夜勤時間は今年のデータは全体では67・5時間である。ガイドラインを指標として各施設で取り組んでいる。また日看協が昨年発出した『就業継続が可能な看護職の働き方提言』を看護部長会議で示し周知した」と発言。全日赤は、「夜勤人員の確保がたいへん。夜勤協定を締結することで改善がすすむ。日看協のガイドラインにも『労働組合は職場づくりのパートナー』と記載されている」と追及しました。本社看護部長は「夜勤の労働問題は重要である。夜勤改善、年休の取得促進や時間外労働の問題など、総合的にとらえながら人事部と協議しながら働きかけたい」と回答しました。

ラダーは勤務評定の参考に?

 キャリア開発ラダーについて本社は「施設の責任でラダーIIまでの取得を目指す方針は変わりない。令和3年度のラダー認定率は69・8%。ラダーの取得によって業務内容を変える指示はしていないが、施設によっては指導者レベルなどの指標にしているところもある」と回答。全日赤は「ラダー取得が、勤務評定に影響するのか」との問いに、看護部長は「団交で回答したとおり、ラダーは参考にする」と回答しました。全日赤は「ラダーは看護師の能力のレベルの指標となるものであり、看護は交代しながら患者の療養生活を支えている。チームワークを破壊することにつながる勤務評定は認められない。まして賃金反映させるのはなじまない」と主張しました。

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