機関紙「日赤労働者」

2・9Web本社要請行動

 全日赤は、2月9日14時より11単組20名(本部含む)が参加し、賃上げ・労働条件改善および勤務評定反対など、Webによる本社要請行動をおこないました。冒頭で事前に収録した「訴え動画」を上映しました。

参加者の発言要旨(抜粋)

コロナ禍だからこそ賃上げ ・賃金改善を

 「コロナで2年がんばってきた。今年こそ賃上げを。看護師処遇改善交付金は一時的なもので処遇改善にならない」「一般職(二)の賃金は低すぎる。看護助手はタスクシフトで業務も増えチーム医療に欠かせない存在」「結核病棟でリハビリを実施しているが、特勤手当がない。看護師と同じフロアで働いており手当がないのは矛盾している」

休憩も年休も取れない。 人手を増やして

 「退職時でも『夜勤をしてほしいから』と年休は3日のみ」「夜勤できないと非正規でしか雇われない」「勤務間インターバルのため年休を使っている。交替制勤務者はインターバル確保できるよう労働時間の短縮を」「アンケートでは4割が休憩取得できず、その内の7割は時間外請求していなかった。労基署からの指摘もある」「実働8時間を超えると勤務後に15分休憩してから帰るように言われている」「看護師不足が続き、時間刻みで職場を移動して勤務することが当たり前になっている。退職もあとを絶たない」

勤務評定はいらない

 「勤務評定は現場の負担を増やすばかりでなくチーム医療を阻害し医療崩壊をきたす」「組合のアンケートで『評価に時間がとられ、患者との時間が削られるのは本末転倒』『医療には馴染まない』『自己肯定感の低い自分には苦痛』『公正な評価はない』『職員の報酬を減らす意図に見える』『施設のコストカットは人件費カットにつながる』などの声が集まった」「コロナ疲れの退職だけでなく、Rプランによる退職もある」

本社の態度

 本社は「コロナ禍で職員のみなさんのがんばりには感謝している。本日は話を聞く場。具体的な話は団交でおこなう」とコメント。全日赤は「これから要求書を提出し交渉をしていくが、本日の現場からの訴えは重点課題となっている。職員の声に応えてほしい」と強く要請しました。

TOP