機関紙「日赤労働者」
第76回定期全国大会
勤務評定反対、賃上げ・労働条件改善運動と組織の前進をめざそう
全日赤は、7月9日から10日にかけ、東京都入谷の医療労働会館2階会議室をメイン会場に、集合とオンラインの併用で第76回定期全国大会を開催し、代議員・オブザーバー・役員など延べ41単組134名が参加ました。来賓として日本医労連の書記次長の挨拶をいただきました。第1号議案および第2号議案を満場一致で可決決定。各種専門委員会委員と大会宣言を採択し閉会しました。また、「いのち署名」の集約表彰もおこなわれました。なお、規約改正と統一要求のストライキ権、本部役員選挙は採決時の出席代議員による通信投票としました。
第76回定期全国大会は中央執行委員の開会挨拶の後、1名の議長を選出しました。大会では大会役員を選出し、主催者を代表して中央執行委員長が「勤務評定を廃止させ、賃金・労働条件を改善させるためにも一緒に声をあげる仲間を増やそう」と呼びかけました。
大会は、書記長が第1号議案で、この1年間の運動を報告し、2022度の運動方針と秋年末闘争方針及び2022年度全日赤統一要求の提案をしました。中央副委員長が第2号議案で決算報告と2022年度財政方針を提案、会計監査から監査報告を受けました。また、規約改正の第3号議案とストライキ権の範囲を書記長が提案しました。
大会は、2日間を通じて質問も含め54名の発言で活発な討論がおこなわれ、終わりの見えないコロナ禍で、夏期一時金闘争では補助金で黒字になっているにもかかわらず、生活や余暇を犠牲にして働く医療従事者に満足のいく還元がなされていないことが報告されました。このような、過酷な状況にあっても粘り強くたたかい、一律を勝ち取った報告や非正規職員の処遇改善を勝ち取った報告がされました。人と人との繋がりが無くなっていることが報告され、交流が減り働きやすかった職場が失われつつある実態は労働組合にとって取り組むべき課題となることを共有しました。1号議案と2号議案を満場一致で可決し決定しました。
大会は、中央執行委員が、各種専門委員会の設置と委員の提案をし、拍手で承認されました。
また、大会宣言案をさいたま単組代議員が読み上げ提案し拍手で承認されました。
最後に、中央副執行委員長の閉会挨拶と中央執行委員長の「団結がんばろう三唱」で閉会し、散会しました。
なお、3号議案(規約改正)とスト権および役員選挙は2日目の採決時の出席代議員による通信投票となしました。