＜１＞ 現地との通信が制限されているなかで、多くの単組から現地の組合員の安否を気遣う問い合わせがきています。本部としてもメール等を活用しながら安否確認を行っていますが、石巻と福島の組合員との連絡がまだ取れていない状況です。本部と連絡が取れている情報は下記のとおりです。
（１）栗山単組の組合員より「北海道は釧路など海岸部以外は被害はありません。交通と通信の混乱がある位です」(3/12 12:24)
（２）12日の北海道地方協会議に参加した釧路単組の組合員より、病院には大きな被害がないことは確認できています。
（３）伊達単組の組合員より「地震の時は病院にいましたが、ゆっくりと揺れていた程度で大丈夫でした。上の階はもう少し揺れたと思いますが・・・ただ津波がきて、海に近い人達はお仕事終わった後、避難していました」(3/12 12:36)
（４）八戸単組の組合員の情報によると、病院は自家発電でなんとか対応とのこと。職員には被災はないようです。(3/12 18:43)
（５）盛岡単組の組合員より「先の大地震ですが、盛岡日赤では発生時から１２日の１６時まで商用電源停電状態（非常用発電対応）でした。１６時に病院の停電は復旧したのですが、まだ一部のみの復旧で、ほとんどは現在も停電中です。その他のライフラインは一部の断水をのぞいて大丈夫と思われます。現在も携帯電話、家庭用電話も制限があり、ほとんどつながらない状況です。地震後対策本部が設立され、対応にあたったのですが、盛岡は家屋の倒壊とかもほとんどないと思われ被害は少なく患者もまばらな状態です。一昨日、昨日あたりから、ＤＭＡＴや全国日赤からの応援の方が来ていて、現在は応援があったら派遣待ちという状態です」(3/13 09:49)
（６）盛岡単組の組合員より「報道等でご承知と存じますが沿岸部での被害がひどい状態です。ヘリで盛岡近郊の消防学校に患者搬送され、各病院に振り分けられております。午後6時でヘリでの搬送は一時中止され、明日８：３０から再開されます。盛岡赤十字病院では1週間は通常外来診療は休診し、災害対策中心で行う予定です。石巻日赤の○○さんへメールを送りましたが、まだ返信はありません。石巻や福島あるいは仙台の状況は悲惨だと思います。本部でなにか情報を得ましたら連絡頂ければ助かります」(3/13 21:14)
（７）盛岡単組の組合員より「盛岡はあまり被害ありませんが、救護班を組んで現地に行ったり、病院で受け入れしたりで、混乱しています」(3/13 07:00)
（８）秋田単組の組合員より「大変な災害でしたね。そちらで被害はありませんでしたか？秋田でもかなり揺れ、全域で停電・断水等の被害がありました。まだ、電車・新幹線・飛行機・バスは全面的にストップしています。今は停電も復旧し、救護班派遣で慌ただしいながらも、病院は何とか平常に動いています」(3/13 10:24)
＜２＞ 全日赤本部が入居している医療労働会館は壁の塗装が剥げる程度で大きな被害はありませんが。全日赤本部は会館８階にあり棚が倒れるぐらい大きく揺れ、資料等が床一面に投げ出されるなど、業務上の大きな被害がありました。電話・ＦＡＸおよびメールは使用できることが確認できていますし、本部勤務員にも怪我等はなく大丈夫ですが、資料の整理等には相当の時間を要すると思われます。
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